もういいんでないか

諦めたり進んだり振り向いたりする雑記

好きになったグループからソロデビューしたメンバーが始めてできた話

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「確実に思ったことを素直に言葉にできる人ではない」と書かれ、その文末には
「歌うために生まれてきたのかもしれない」
としめられていたフラフラ時代の渋谷すばる。
彼がソロデビューした。


多くの記者含めた人間に「満を持して」と表現されるほどに「準備万端」であったと見られるすばるくんの力量は言わずもがな、だとおもう。
なにをどう表現し説明し対消費者を納得させるにしても、彼の才能にもはや言葉はいらず、すべてが「今更」ですべてが「過言ではない」のだ。


ソロツアーはまだまだ行われており、各地を転々としている。
生憎ソロツアーのチケットは持っていないが(本当に悔しいけれど)、頭の中で想像するすばるくんはまさしく、勇ましい姿でステージに立っている。
表現する場が増え、歌う曲が増え、歌える曲だって増え、さらに音楽へと体当たりしていくその様は、今後ジャニーズで、音楽界でどんな木霊を生み出すのか。
見ていてワクワク、いやゾクゾクする。

こんなにもグループ外でのソロデビューが、見ていて洗練されたスリルをかんじるとは思わなかった。
はじめてジャニーズを好きになったのが関ジャニ∞だったのだ。
すべてがはじめてで、なにもかもを関ジャニ∞によって味わい、今回はじめてソロデビューする「一グループの一メンバー」の背中を見て、感慨深かった。
きっと今後もこんなことが多々あるのだろうとおもうと、しあわせだ。

応援することを決めたのはわたしだ。
きっかけがあり、奥行きを感じ、自ら望んで追いかけてきた。
生身の人間の歴史がありとあらゆる手段で記録され調理され、共有されるエンターテインメントのなかで良くも悪くも胸を打つような言動も活動もあった。

おこがましくも追いかけることで人生に関与している気分で、時折距離感は「親戚」程にちかく感じられる。そして、時折ものすごく普通に見えて、五感すべてで認知できないような遠さも感じる。

まだ、わたしは「渋谷すばるがソロデビューを果たし、それを知った自分の高揚感」はひしひしと感じているが「渋谷すばるがソロデビューを果たし、渋谷すばるがどんな感情を抱いて毎日眠りにつくのか」という現実的なことがわからない。
推測しても正解がわかるものではないが、自分の経験上でどんな言葉がつく感情を抱いているのか、考えたいものだ。
わたしが味わったことのない感情かもしれない。それこそ言葉では伝えられるものではないかもしれない。
けれど、どこか、今あえて「何を考えながら眠りにつきますか?」という質問を彼におくり、答えが聞けたらなあなんて。

馬鹿な願いを抱きつつ、いつの日か「ソロデビューをしたあの時は〜…」と、
過去として語られることも必ずないとは言えないのだ。
わたしはそれまで待つ。その日を楽しみに待つ。昨日や今日、はたまた明日。すばるくんにとって楽しかったり、嬉しかったり、幸せだったりしたことを、「そうだったんだなぁ」と知れる日まで
彼のソロ活動を応援したい。


改めて、渋谷すばるさん
ソロデビューおめでとう!



この曲を思い出しました。
スーパーヒーローです、本当に。

ほんの少し、歌詞の一部です。
「あの子の心にはライオンが住んでいて、その魂には情熱を秘めている。あいつの内側にも、ケモノが隠れていてうまくは飼い慣らせない。もう二人は今までに何度も何度も打ちのめされて、酷い目にもあってきた。あのひとたちはいつだって辛さをパワーに変えるんだよ。いつも、痛みをバネにしてるんだ」



飛び方を覚えたスーパーヒーローに行けれない場所なんて、不可能なんて、本当にないのかもしれない。



村上さんの特番、横山さんの舞台、丸山さんのMCレギュラー、大倉くんのドラマ。
すばるくんに限らず見逃せない活動が続く関ジャニ∞。
焦らず急がず、じっくりと味わって噛み締めて、楽しみたいなって思います。