もういいんでないか

諦めたり進んだり振り向いたりする雑記

同じ時代を生きるアーティスト


FOO FIGHTERSのアルバム「ソニックハイウェイズ」はジャケットに8と書かれている。
それが絶妙な角度でインフィニティを思わせるのだが、関ジャニ∞のファンでもあるわたしはついつい勝手にご縁を感じてしまった。
FOO FIGHTERS(以下FF)にとっても、渾身の8曲が詰まったアルバム。
湧き上がるものがあった。

このブログを見に来ている人は殆どが関ジャニ∞ファンだと思う。
FFを知っているかどうか。知らないのが7割かもしれない。6割かもしれない。
ということでざっくりと紹介すると「人生に一度は触れておきたい、元ニルヴァーナのデイブを中心とした時代を作り上げてきたバンド」と紹介。
いや、作り上げている最中でもある。
多くの人がその背中に惚れて、その軌跡を追いかけているのだ。

FFのアルバムといえば名盤と呼ばれるものがあれど「ハズレがない」ことで有名だ。
当たり前のように聞こえて全アーティストに通じるかどうか、難しいところだと思う。
どのアルバムからFFを聴き始めても、一作目から確立されている音楽性が裏切らない。
メロディアスで聴きやすく、なによりアメリカンで底抜けに明るい。生命力の塊みたいなバンドだ。

「ソニックハイウェイズ」は、アメリカ8都市で、それぞれのご当地を代表するゲスト・アーティストを迎えながらレコーディングされている。
まさに、FFにしかできないアルバムだ。
FFだからこそできたことがこれでもかと詰まっていて、「8曲だけ〜?」という物足りなさはすぐに吹き飛んでしまう。
そんな粒揃いの8曲は愛情をじっくりと染み込ませて、音楽アルバムとしての完成度をこれでもかと、ありとあらゆる面から上げている。

間違いなくかっこよく、絶対に裏切らない。


さらに高く、さらに上へと目指すことに必要とされたようなFFとの「接点」を作り出すゲスト・アーティストとの絡み方は「伝説の過程」を見てしまったようで、ゾクゾクした。
次作にどんな化け物を仕掛けてくるかわからない。傑作といえる今作を、必ず越えてくる。限りなく確信にちかいものが溢れている。

すみっこの一ファンではあるが、FFが望み夢見ている景色は、自分の想像の限界を越えた先にあるようで。
今作で久しぶりにアーティストに対して「こんなアーティストが世界で息をしているなんて、こわいな」とおもった。
突き刺さる感動だ。
これを味わえることが、紛れもない幸せだ。



まさに生きる伝説として、数々の功績を残していくFF。
そんなFF、デイブがこのアルバムのことを「アメリカ音楽史へのラブレター」と言い表した。
これは、もう避けきれない「必聴」なのだ。


さてエイトごとでは
渋谷すばるがオランダ、第44回ロッテルダム国際映画祭にて味園ユニバースの上映後、ライブを敢行した。
しっかりと、敢行(思い切って行うという意味)、と言いたい。

役700人の観客が総立ち、と新聞記事にて書かれていたが「すごいなあ」と思考を手放すように圧倒される他なかった。

「自分が自分を見失わず、自分らしく生きることで、誰かの糧になってくれるなら、俺はそういう生き方をしたい。そういう生き方が出来る場所を、俺にくれたんはジャニーズ事務所やから。」

そしてふと、2012年、1万5000字インタビューにて語られたこの言葉を思い出した。

今は関ジャニ∞(アイドル)であることが誇りと、感謝していると素直すぎる言葉が並んだ記事はすこし当時の私には受け止めきれない「重み」があったのだが

映画祭にて関ジャニ∞を背負い堂々と歌って魅せ、日本の新聞記事に大きく取り上げられるすばるくんの行く道を思いながら「こういうことか」と、はじめて飲み込めた。

きっときっと、まだまだわたしには思い描くことができない景色をすばるくんも、関ジャニ∞も、見せてくれるのだろう。

それが楽しくて、嬉しくて、

今日、あえてFFのアルバム感想と合わせて書きました。

わたしの糧です。



ソニック・ハイウェイズ

ソニック・ハイウェイズ