エイトレンジャー2 感想
生きねばと思う世があり
行かねばと思う映画館がある。
トイレットペーパーを巻きながらなぜわたしは日本に居ないのか、思い悩む日も過ごしました。
どうすればいいのか、どう処理をすればいいのか
ただひたすらに雑誌露出などを眺め、下唇をかみ、どうにかこうにか気持ちを処理する日々でした。
ですがわたしは
エイトレンジャーを観に行きました。
エイトレンジャーを、観に行きました。
帰国する予定など、エイトレンジャー撮影時には考えていなかったので観れないだろうなあと考えていたのですが、
唐突に思いたち突然に本帰国を企んだので
無事・映画館にて!
しかし渡る世間はヘビーなモンスターばかりなもので
わたしがサトシだったら確実にゲットしちゃうよ、くらいのモンスターでした
詳しく知らないんですけどね、ポケ◯モン
まず、十三時頃のものを予定していたのですが30~20分前に映画館に着いたら
すでに、完売。
すでに、完売
これだけでも今日は覚えて帰ってください
いや売れてるーーーー
エイトレンジャー、売れてるーーー
なにこれめっちゃ完売の文字赤いーーーー
目にはいるーーーー
生物学的に一番注目してしまうーーーー
飛ぶ鳥を落とす勢いならぬ確実に仕留めてるーーーー
こんなことあるーーー?
ちょっとーーー
もうなんか本当ーーーー
ふざけてるわ。
全然面白くない(ゴ◯ゴ13の顔で)
とりあえず予定をどーんとひっくり返されたので
(とはいえ甘くみていた自分がわるい。世間は言わずもがなエイトレンジャーブームに包まれ、人々が笑い合い、輝いていた!(大阪・梅田))
十六時のものを購入しそれまで時間を潰すことにしました。
それでも十六時のものも、購入の際見ていれば空席はぽつぽつとしかなく
なんと一緒にきた友人エイターと二席離れた場所でのチケット購入。
「離れてるね」
「離れてるねえ」
そんな映画ある?ない。
空前のエイトレンジャーブーム・お盆はみんなでエイトレンジャー観ようぜキャンペーンなるものでもやっているのではないかと
底知れぬエイトレンジャーの引力にただただ感嘆の息が漏れました。
すごい、エイトレンジャーは、すごいんだ
といったかんじで、喫茶店にはいり、踏んだり蹴ったりも一回忘れてティータイムをキメたのですが
予定していた時刻になり、入場し
「あっ、半券!半券!」と、チケットを渡すだけ渡してスタッフさんから半券を受け取らず行くところを止めていただき
エイトレンジャー開始十分前に着席
画面「最新映画情報をお届け!」
お、いいじゃんいいじゃん
そして猿の惑星の宣伝が流れる
わたし、涙目。
画面を直視できない程に心を揺さぶられ、大倉くん主演のクローバー特別予告版も流れ
気持ちがドギマギしたところであるあるだとは思いますが突然のホラー映画の宣伝
やめてほしい
隣に友人がいない、見知らぬ関ジャニ∞ファンに挟まれたわたしは、同志!でありながらももちろんひょこひょこ話しかけることなどできず
「いややめてやめてやめてやめてやめてやめて無理無理無理無理無理いるって!うしろいるって!囁いてるって!」と思いながら、思いながらです!苦痛の数分を過ごしました
とにもかくにも心が落ち着くことなく
オープニングめっちゃかっこいいという事前知識通りに
イケイケ☆どすこいなエイトレンジャーが、始まるや否や動く動く!(七人分もあるから長い、これ関ジャニ∞を撮る人間についてまわる受難だと改めて思いました)
何度か必殺技を聞いても「え?なんてなんて?」となるくらい、ああいったヒーローモノには疎いのですが
それはエイトレンジャー1の時と変わらない!(成長ぜろ)
でも、
かっこいい…、おお…、わお…、と思わず声に出しそうになるくらい、疾走感と訳のわからなさと画面に映し出される絶世の美おっさん達に
わたし、成仏(木魚喝采)
今回のエイトレンジャーは前作よりも増して
「ヒアリングテストのときの音声CDばりにものすごいスピードを誇り、そして容赦無くついてこない人間に手を振る」感じでした。堤監督らしいです
ので、終わってからの感想は、あっという間であったに尽き
そして、なんだこの年末の大掃除が終わったあとのような何とも言えぬ息切れ感と達成感、そしてさっきまでのものはなんだったのだろう、と振り返る、感じは。
レッドに始まり、色々なものが同時進行し、交錯とまではいかないのに時折残酷且つ思わずビックリして固まるほどのインパクトあるシーン(総統と総理のシーンなんてあのあっさり感、いっそ贅沢な一瞬でした)もあり、本当に忙しい映画だった。
主にブラックが。
誌面でやる気があるような言葉を見かけたのですが、エイトレンジャーはあるかもしれない次回作もブラックを軸とするのでしょうか(そのときは二世代ヒーローなんて?)
父親を、自分を守るという形で亡くし
命をかける・魂を焦がす一生懸命さに追われ、忙しいこと山の如しの勢いで最終的には負傷し、桃子ちゃん☆との画面越しキッスもおあずけなブラック
わたしは全てを終えて、ブラックは…微妙に可哀想??という感想を抱いたのでした
あとあと!
大倉くん、コメディ、似合ってるなあと思いました。(本人はどう思ってるか知らないけど…)
石津くん役をやってるときは、コントラストがはっきりしていないような
サスペンスだし原作があるというのもあるとは思いますが、ちょいおもろーな感じで
それはそれで石津くんのふとした時の真面目さ〜、なんてうっとりしたんですけど
大川くんのストレートさ、単純明快な面白さ、ある意味テッパンすら感じさせる、くるぞくるぞ感が
観ていてワクワクして、いいスパイスになってました^ ^
あと、てつろうさんのふとした時の天然ボケ。
あれ普段のテレビで見る「亮ちゃん」にも通じるものがあるようで楽しかったです
ひとりだけケロっとしたり、突然ものすごい無意識に鋭利なもの口から出したり
あとはやっぱり画面に華をパッと咲かせるような存在感と絶妙な飽きなさ、素敵でした
また、なにか追加の感想があったらツイッターにて
エイトレンジャー、改めて撮影お疲れ様でした!(すばるくんの嗚咽が聞こえるシーン、個人的に最高に尿意がピークだったんですがそれ抜きでもゾクッとするものがあってよかったです。アクションも、人一倍傷ついて汚れてましたが本当に本当にお疲れ様でした)
追記
そういえばエイトレンジャーの軽くネタバレになるのですが、グリーンとブラックのシーンを見ていて、この前「横山さんは秩序を作る人」「大倉君は秩序を守る人」って言ったのを思い出して、その二人のシーンがとても印象的だった。作る人だからこそ、堤監督の言う「解散と言えるのはブラック」かな
— sue (@suedesuyo) 2014, 8月 20
「横山さんは極めてリーダーシップに近い、ルールの創造主のような、秩序を作る人間の堅実さとしたら
大倉くんはその場その場にある秩序を守る人で、ルール自体ではなくルールから身内・チームを守っている印象」
そういう堅実さを二人からは感じてて。なんかブラック&グリーンのシーン、覚えてる
— sue (@suedesuyo) 2014, 8月 20
個人的にブラックのもとへ走るのがグリーンで、しっくりきたんです。あそこでイエローでもナスでもないっていうのが、話の流れとかではなく、そこを映す画としてしっくりくるふたりだった。解散と言えるのはブラックっていうのは本当その通りなんですけど、それを嫌がれるの大倉君で。いや、彼だけかも
— sue (@suedesuyo) 2014, 8月 20
大倉君って「人にうまく説明できないけどしっかり根拠があるような佇まいで、選択肢から一番いいものを選び、頑固に立ち続ける」のが上手いというか…。ふと思い浮かんだのはパッチ。もしかしたら普段の大倉君にちかい特徴かもしれない。譲らなさ・一途さ・言葉の少なさ・何故か周りに不愉快は与えない
— sue (@suedesuyo) 2014, 8月 20